chica’s 転職奮闘記

専門卒が大手外資で活躍できたワケ

【チームづくり】って大変_#13

まいどchicaです。



前回は商品知識を得ることによって営業マインドが

劇的に変わっていったことを書きました。

 

私を含め営業が3名からスタートし

ワインの輸入業という新規事業ではあるものの

順調に売上高も伸ばすことが出来ました。

 

そうなってくると営業マンを増やそうということになってきます。

 

そうやって始めて部下を持つようになったのでが、

人を育てるって大変ですよね。

 

私は何も無いとことからだったので、

再現性にこだわって営業の仕組みづくりをやってきたつもりでした。

 

そのためにも、

『KGI』『KPI』をしっかりと組み立て、

今までの私の経験値からくる係数を運用していくつもりでした。

 

お気づきになられた方もいらっしゃると思いますが、

 

『つもり』ということばが続いています。

 

私も思い込みからくるコミュニケーション不足で

メンバーとのすれ違いが発生しておりました。

 

人それぞれのペースがあり、

得意分野もあれば不得意分野があるのが人間です。

 

3歳の子供に10Kgの重り背負って走れって言っても

そりゃ無理ですよね汗

 

一方的になりすぎてて、

相手の気持ちや状態、モチベーションのことなど

お構いなしで突っ走ってました。

 

そこで出会ったことばに、

 

『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。』

 

山本五十六のことばです。

彼は大日本帝国海軍の軍人として、第26、27代連合艦隊司令長官を務めた人物で、

太平洋戦争当時の日本海軍の中では最高の指揮官と言われています。

 

このことばには、リーダーとしてのエッセンスが網羅されています。

 

 

『やってみせ』

 

部下に行動を起こさせるには、まずは自分が手本となって良いモデルになり

「やってみせること」です。

リーダーの良いモデルを見せることで部下は安心して観察し、

「どのような状況でどんな行動を起こせばよいか」という見通しがつきます。

やっぱり、新しいことを覚えるときや不慣れな仕事をするときは不安がつきものです。

 

 

『言って聞かせて』

 

メンバーに責任を持って仕事をやり遂げてもらうためには、

仕事の意義や重要性を伝えることが大切です。

「なぜその仕事は重要なのか」、「なぜ〇〇さんにやってほしいのか」、

「自分の仕事がその後どのようにつながっているのか」、

「意識して仕事をしないとどんなクレームが待っているのか」など

具体的に伝えることが重要です。

 

 

『させてみせ』

 

メンバーに成功体験を積ませるためにやらせてみます。

メンバーが持っているスキルよりも少し上のレベルのもの、

つまり挑戦できるレベルのものを仕掛けとして設定することです。

なぜなら、あまりにもレベルが高すぎると自身喪失につながりますし、

レベルが低すぎると退屈さやマンネリ化が起きてしまうからです。

チャレンジレベルのあるものをうまく組み込み、

スモールステップ、ベイビーステップの原則で設定してやらせていきます。

 

 

『ほめてやる・承認する』

 

メンバーが取った望ましい行動に対しては、

ポジティブなフィードバックとしてほめることをします。

ポジティブなフィードバックを受けることで、

ひとは次に向けてますます頑張ろうと行動喚起へとつながるからです。

 

注目すべきは、五十六はほめることだけでなく、

承認をすることの重要性も続きの名言で説明しています。

 

五十六のメッセージを解読すると、

相手を認める大切さを伝えることをしなければ

長期的にひとは育たないということです。

 

ほめるは瞬間的には効果があるマネジメント、

認めるは持続的成長に効果があるマネジメントになります。

 

とはいえ、ほめることは難しさを伴います。

 

なぜならお互いに信頼関係が構築されていないと効果が発揮されず、

逆効果にもなりかねないからです。

 

口だけ大将になってしまいます。

 

リーダーとして留意しておくべきポイントですよね。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

まだまだ転職奮闘記が続きます。