chica’s 転職奮闘記

専門卒が大手外資で活躍できたワケ

ワインの【商品知識】を深める_#12

まいどchicaです。



前回は顧客の分析をしっかりとすることによって

営業マンの活動内容がより具体的になっていくことを書きました。

 

自分の顧客トップ20%をしっかりとグリップしておくには、

『買ってください』

お願い営業ではもちろん続きません。

 

商品知識を増やしお客様と対等にビジネスパートナーとして

営業をやっていかねば!

 

イタリアワインの専門の商社だったので、

とにかくまずはイタリアワインを勉強しまくりました。

 

自社の商品知識は勿論ですが、

ワイン全体の知識が増えると同時にソムリエとの会話にも

付いていけるようになり、

営業に対する自信が付いてきたように感じました。

 

自信が付いてくると、

ワインを売るというよりも

どうやったら、

・レストランで自社ワインが売れるようになるか

・自社のみに限らずワイン全体が売れるようになるか

・レストランの売上が伸びるだろうか

なんて、顧客のことを真剣に考えることが出来るようになりました。

 

徐々に顧客との距離が縮まってくると、

ある変化が生じてきました。

 

今までは私から何か質問をしないと答えてくれなかったのが、

『これぐらいの価格のワインないの』

『こんなテーストのワインないの』

『今度お店でイベントするけどこんなワインないの』

など、顧客からのご要望や問い合わせが増えてくることになりました。

 

そうやって、ご要望や問い合わせに応えて行くことによって、

信頼関係が構築されて行くものだと実感。

 

また、仕事に対する責任感も感じて来るようになりました。

 

ワインに対する興味も湧いてきて、

テースティングにしても

初めの頃は好きか嫌いかでしか見ていませんでしたが、

・どの料理に合うのか(料理とのマリアージュ

・コストパフォーマンスはいいのか

・この品種は面白そう

など、レストランに来るお客様を想像しながら

輸入計画を決めるようにして行きました。

 

会社の仕入れ担当がイタリア人だったこともあり、

イタリア全土からしょっ中ワインサンプルが会社に届いてきており、

毎週、5から6アイテムのワインテースティングをやっており、

月間で20アイテム、年間250アイテムぐらいのテースティング

をこなしていました。

 

なんせイタリアで栽培されているぶどう品種は、

 

2,000種

 

と言われていますので、

今まで出逢ったワインは極々一部

 

奥が深すぎる汗

 

ワインにハマっていく方の気持ちがよく分かります。

 

これだけテースティングをやってると、

不思議とワインの違いって分かって来るもんなんです。

 

はじめは勿論、ワインはワインの味でしかないのですが、

色、香り、味わいで特徴を見分けて行くことが出来るんです。

 

ぶどうはなんつったって果物なので、

赤道に近づけば気温が高いのでよく熟します。

 

色は濃ゆくなり、香りは熟れた果物、

味わいは濃厚で果実味が感じれます。

 

逆に赤道から遠くなれば色は淡くなり、香りは柑橘系、

味わいは酸味が感じれます。

 

熟成感はオレンジ色を意識して、

赤ワインはレンガ色、白ワインは濃いオレンジ色で

熟成感を感じ取れます。

 

もっと詳しくはソムリエさんに譲るとして、、、

 

商品知識が増えれば営業に対する自信がつき、

自信がつけば余裕が生まれ、

目の前のことに囚われずに大きな視点で

市場・取引先・消費者のことも考えれるようになります。

 

私はそのようになって行きました。

 

是非、試してみてください!

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

まだまだ転職奮闘記が続きます。